こんにちは。3男のうdです。9月の3連休1週目、早大生の夏休みも終わりに近づいてきました。遅ればせながら、9月4日から2泊3日で行いました山形での夏合宿について書きたいと思います。
【1日目】この日は関西で甚大な被害をもたらした台風21号が日本を縦断した日であり、我々は逃げるように東京駅から新幹線に乗り込んで山形へと向かいました。最初は松尾芭蕉が『奥の細道』で「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句を詠んだ地である立石寺に参りました。なんとか雨に振られることなく1000段ほどの石段を登り切ることができました!(キツかったー)時期こそずれていますが、蝉の鳴く声を黙って聞きました。
山寺芭蕉記念館は休館日ということで地を後にし、蔵王温泉の宿に到着。温泉に浸かり、食事では名物の芋煮や「だし」をいただき、疲れを癒やしました。夜は秋学期のフェア棚や早稲田祭の企画について会議! 轟々と風が吹き荒れ、客室の窓に何か飛んできて割れてしまうのではないかと怖がりつつも、必死にアイデアを捻り出し、どうにかこうにか方針をまとめました。
【2日目】台風は過ぎ去り晴れ間が見えたはいいものの、せっかく蔵王温泉に泊まったのにお釜へのルートが閉ざされており、また予想外のダイヤに縛られどこへ行こうか迷い、最終的に米沢へ向かいました。上杉氏ゆかりの地であり、上杉家廟所と上杉神社にお参りしました。地元の中学生が社会科見学をされており、我々にもちょっとした案内をしてくれたのでありがたかったですね。結構な距離を歩いたので、自転車に乗る中学生が羨ましくもなりましたが……結果的にはいい運動になりました。十代上杉鷹山公の「為せば成る為さねば成らぬ何事も 成さぬは人の為さぬなりけり」を肝に命じ、BPの活動や、就活に向けて努力していきたいですね。
米沢牛を食べることは叶わず帰還し、この日の夜も前夜に続き会議をし、内容をさらに詰めました。
【最終日】宿を後にし、山形駅周辺を観光しました。まず霞城公園、山形城跡を歩きました。最上氏により築かれた城下町は広大で、古い地図を見てみるととても面白かったです! そしてすぐ近くの旧済生館本館を見学しました。明治から戦後まで病院として使われていた建物の復元で、和洋折衷の「三層楼」は大変趣深いものでした。それから山形市美術館で絵画・彫刻を鑑賞。ちょうど「県美展」が開催中で、県民の方々の作品がものすごい数見られました。絵心のない私でも油絵を習いたくなる程……しかしやはり、山形にて創業した吉野石膏という企業が所有するそのコレクションが素晴らしかったです。ピサロ、シスレー、モネ、ルノワールといった印象派の作品の数々は眼福でした。シャガールのものもいくつか見られたので良かったですね。これで大学生300円なのですからお得です。最後に文翔館、旧県庁舎と旧県会議事堂を見学しました。旧県庁舎の内装は特に豪華絢爛で、ロマンを感じました。文学についての展示もあり、意外な早稲田の先輩が山形出身だったり。議場ホールはイベント準備のため覗き込むことしかできませんでしたが、素晴らしいものでした。
こうして最後の昼食に「板そば」を頂き、駅ビルでお土産を購入して東京へ帰りました。
3日間で歩いた距離は約25kmだそうで、インドア派にしては頑張った方ではないでしょうか(笑) くたくたになるまで疲れましたが、充実した合宿でした。秋学期の活動もツイッター等で報告して参ります。BPに興味があるという方、ご連絡をお待ちしております。たとえ一人でも新歓やります!!